徴古館前の信号を待っていると赤い花が目に留まった。シャクナゲだ。病院帰りに寄ったので正午を回っていた。人影はない、、それにしても今年の桜は早かった。見に行くのが間に合わなかったところが幾か所かある。強風にあおられあっという間に散ってしまう桜、咲いた花にもまして散った花にもいとおしさを感じる「花吹雪・花筏」こんなきれいな日本語に魅せられるせいか?。華やかさの陰で忘れがちなたんぽぽや菫に出会うと自然のため息のような気がしてうっとり見とれてしまう。草花は小さくても堂々とした風格さえ感じる。コロナ禍の中オロオロしている人間をせせら笑っているような、、、、

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