季節の花めぐり「彼岸花」六地蔵と曼殊沙華
度会郡多気町  令和4年9月27日


今日は一昨年写友の車に同乗させていただき訪ねたことのある六地蔵まで出かけた。車を走らせると田んぼの広がる道にその花がづらり並んで咲いている。「曇天でも一瞬だけ日のさす瞬間がある、それがシャッターチャンスだ」と教えて下さったのは私より先にもうカメラを構えていたM氏である。、帰宅するとTVは「国葬」の真っ最中、ある小説の一説に「死は光のない白い夕暮れが来る直前の真っ赤な空、、、」と書いていた文章を思い出した。元総理の死と真っ赤な曼殊沙華とのとりあわせに私自身は、「ああ、今日も穏やかに過ぎた」ほっとする反面、生意気ながらどこか黄昏ていく日本を案じる気持もある。

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